事例『キッチンを主役に設計した間取りの家』水戸・つくばで建てるデザイン住宅

キッチンの壁には数種類のスパイスが並ぶ。「カレーや揚げ物など匂いの強い料理を作っても、次の日には気にならなくなっています」と漆喰の効果を実感しているそう。

ご主人のDIY 部屋。ディアウォールを巧みに使ってディスプレイスペースを自作した。

LDK 部分は天井を高く取るため平屋に、階段を挟んで反対側は 2 階建てに設計。実用性を追い求めた結果、外観デザインが唯一のものとなった。

デッキとリビングのタイルは同じ素材を使って目地と高さを合わせ、広がりを生み出した。

玄関部分はレッドシダーを縦張りに。写真で見える南側の外壁は白だが、汚れやすい北側はブラックの外壁に張り分けた。

「時節柄、玄関から入ったお客さまがすぐに手を洗いやすいように」。LDK 手前側に手洗いを設置。

奥さまの要望を受けて、玄関からダイニングまで床はすべてタイル貼りに。

寝室の壁紙は一部をシックなブルーグレーに。

階段を上がった廊下部分に本棚を造作。圧迫感をなくすために壁に掘り込む形とした。

お気に入りのマスターウォールのソファに合わせて、背面のカウンターを造作。本棚も兼ねた機能的なデザイン。リビングにはウォールナットの無垢床材をセレクト。テレビ台やインテリアもウォールナットで統一した。

物件について

土地探しで出会った不動産会社からファーストステージを紹介されたという T 夫妻。住宅展示場など見回るうちに、「せっかく建てるなら自由設計が良い」と、ファーストステージを選びました。アイランドキッチンが欲しい、床をタイル張りにしたい、という奥さまの要望を軸に家づくりを進めていったそうです。これから家を建てる方へのアドバイスとして、「ただ漠然と展示場を見学するのではなく、こういう家にしたいというイメージを持って見学した方が良いと思います。それがないと、選べるものが多すぎて形にできないかも。私たちの場合は、1年かかっちゃいました（笑）」と奥さま。これから家づくりをされる方は参考にされてみては。