失敗しない10のポイント point

「注文住宅会社を何を基準に選んでいいのかわからない」「家づくりといっても、何から進めていけばいいのかわからない」あなたにぴったりな注文住宅会社を見つけ、失敗しない家づくりを進めるために、ここでは住宅選びの10のポイントについてお話していきます。

  1. point 01 あらゆる特徴の住宅会社を調べる

    住宅会社の数が多すぎて、どこに頼めばいいか分からない?家を建てることのできる業者数は、おおよそ人口1,000人あたり1社あります。仮に人口100万人だと、業者数は1,000社あるということです。例えば、水戸市なら約28万人の人口に対して280社あるという事なのです。そして、住宅会社にはさまざまな業態があり、それぞれ違った特徴があります。ハウスメーカー的な住宅会社、FCに加盟している住宅会社、大工中心の工務店・・・さらに設計重視、コスト重視、自然素材重視、職人の質を重視している、などなど・・・ですから、迷って当然です。同じ業態、同じ特徴を比較検討し、正しい判断をしてください。たとえば、大工中心の工務店で自然素材を使った家づくりをしている所、これで比較検討するなら、あなた様にふさわしい住宅会社を決められるでしょう。

  2. point 02 住宅展示場を見て決めない

    実際の家を見て決めるのに、何が問題点なのでしょう? それは、住宅展示場は、規模が大きく豪華すぎることです。その家が良いかどうか、価値あるものかどうか、素人には判断しにくいことです。そして、住宅展示場で使われる家は良く見せるようにつくってあり、デメリットを説明しないので正しい判断ができないのです。仮にデザインが良い展示場だとしても有名デザイナー設計の展示場の場合もあり依頼する会社の設計士のデザインではないケースも多々見られます。ご注意を!!

  3. point 03 見積りをたくさん取らない

    見積りは複数取ったほうがいいように思いますが、なぜよくないのでしょうか? それは、同じものでないと比較ができず、正しい判断ができないからです。家に使う材料やグレードが同じもので比較しないと、良し悪しの判断ができません。また、見積り金額が正しいかどうかはプロでないと分からない。いや、プロでも分からないかもしれません。さらに、それが、本当に価値あるものかどうかの判断もできません。しかし、知識と経験があれば、見積りをたくさん取るメリットはあります。一番は、3社くらいに絞ったほうがいいでしょう。もちろん、あなた様の希望する家づくりができる住宅会社である事が前提です。

  4. point 04 企業として安定している

    いくら良い家を建てていても、財務内容が悪ければトラブルになりかねません。そうならないために、各都道府県庁の窓口へ行き、建設業許可書類の決算書を閲覧して、財務内容をチェックしてください。表上は、「売上○○億円」と書いてあっても、ふたを開けてみると赤字決算の住宅会社もたくさんありますので、気をつけなければなりません。

  5. point 05 自社施工である

    家づくりは長い付き合いになるので、強い責任感のある一貫施工体制の注文住宅会社を選ぶことです。住宅会社の中には、受注した仕事を下請けに丸投げし、自社では一切施工しない所もあります。さらに、現場管理の行き届いた住宅会社を選ぶ。とくに、注文住宅で家づくりをするときには、現場監督の管理が必要不可欠です。現場管理の出来が、その家の出来に直結します。中には、ほとんど現場監督が現場に行かない住宅会社もあります。特に規格住宅を販売している住宅会社に多いです。管理やメンテナンスなどを含めて、責任を持って仕事をしてくれる注文住宅会社を選んでください。

  6. point 06 聞き取り能力がある

    聞き取り能力は、最初の面談で判断できます。業者側が話す割合が2ぐらいで、 あなたが8ぐらい。これだといいコミュニケーションがとれ、要望もよく聞いてくれます。また、上手な質問をしてくれるところを選びましょう。例えば、
    1 「居間は何畳位欲しいですか?」
    2 「居間でどのように過ごしたいですか?」
    どちらの質問がいいですか?
    1の質問では、生活スタイルは伝わりません。しかし、2の質問だと、生活の話になります。生活スタイルを聞けば、ふさわしい広さや仕様、使い方も分かるでしょう。普段の生活について質問ができる注文住宅会社を選んでください。もしそうでないなら、残念ですが賃貸住宅のような家に合わせた生活スタイルになるでしょう。

  7. point 07 新築現場が整理整頓されている

    信頼できる注文住宅会社かどうかは、実際建てている現場を見ることです。構造見学会などではなく、普段の建築中の現場です。普段の現場へ行けば、 そこでいろんなことが分かります。例えば、建築材料が丁寧に扱われているか。煙草の吸殻があちこち散らばっていないか。ラジオがうるさく騒音公害になってないか。ゴミ置き場にゴミが溢れてないか。働いている職人さんが、あいさつするか。新築中の現場が、整理整頓されていて、吸殻も落ちてなくいつもきれいで、 職人さんは、さわやかなあいさつをする、そういうところがいいですね。それが、信頼できる要素ですね。

  8. point 08 腕の立つ職人がそろっている

    年間を通して平準着工をしている注文住宅会社には、必然と腕の立つ職人が集まってきます。年間を通して着工にばらつきがあると、職人のモチベーションが下がるどころか、レベルも上がっていきません。必要な工期はしっかりと取って、お客さまにご確認・ご納得いただきながら、整理整頓された現場で、腕の良い職人さんだけに、腰をすえて良い仕事をしてもらう。また、腕の良い大工さんや業者さんはこうした環境を求めています。

  9. point 09 社長の人間性を見る

    注文住宅会社選びで最も大切なことは、代表者の人柄です。どんな場合でも親身になって相談に乗ってくれるか、ということです。この人なら、信頼できるかどうか、じっくり話し合ってください。コミュニケーションなくして、いい家づくりはできません。

  10. point 10 家づくりがライフワークである

    家づくりにおいて注文住宅会社が 『何を大切にしているか』 は、非常に重要です。建物の品質や安全性はもちろん大切ですが、それよりもあなた様とあなた様のご家族が 「毎日の生活を楽しめる」ことのほうがもっと大切です。幸せな暮らしができる住環境を整えることを、家づくりの目的にしている注文住宅会社を選びましょう。

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