玄関には壁面収納だけでなく、右手の階段下収納も。帰宅した子どもがすぐに手を洗えるよう、手洗いも設置した。
レンガ調のクロスがかわいらしいキッチン。壁のほとんどには、機能性を考慮して漆喰を施工した。
リビングを中心にキッチンや畳コーナーを配置しているので、自然と家族が集まってくる。
パントリーは設けず、背面・上部に収納スペースを多く確保したことで、最小限の移動で必要なものを取り出せる。
窓を二重にし、4 面の壁を覆う形で断熱材を入れ、防音用のドアやパネルを入れた。ピアノにギターに、安心して練習できる部屋に。
畳コーナーはご主人がストレッチしたり、子どもたちが遊んだりと団らんの中心になる場所。
造作したカウンターはキッチンカウンターと同じ高さにし、ダイニング用の椅子を共用できる。
2 階に1 階の暖まった空気を運ぶ通気孔。2 階天井に設置したシーリングファンが暖気を2 階の部屋中に行き渡らせる。
左手階段は小屋裏に繋がる。収納もできる隠れ家のような場所。
2 階は共用スペースを広く取り、パソコンスペースと部屋干しスペースを兼ねている。
物件について
飯村代表の本を読んだ事がきっかけでFSを知ったというY夫妻。複数の建築会社に相談した結果、最終的に性能とコストのバランスの良さが決め手となって依頼を決めたそう。「特に優先したのはメンテナンス性と機能性です。不要なお金をかけずに長く快適に住めることを重視しました」とご主人は語ります。大きなポイントとなるのは1階と2階をつなぐ吹き抜け。床暖房で暖められた空気が家全体に行き渡るので暖房費が節約できます。壁面の漆喰は窓の結露を防ぐ効果があり「1年中窓に水滴が付くことがなくてびっくり!」と奥さま。デザイン性だけでなく機能性も兼ね備えた、末永くY家族を守る住まいが完成しました。