寝室天井のファンを回すことで、家全体の空気を循環させ、 エアコン一台でも温度を均一に保つことができるそう。
照明は海外のハンドメイド職人から直接買い付けたもの。 後ろに見えるブリックは 「一枚一枚、職人さんがバランスを見ながら貼ってくれました」 と奥さま。
イサムノグチのコーヒーテーブルが印象的なリビング。 床のヘリンボーンは愛猫も滑らず快適そう。
ご主人の趣味はゾイドのプラモデルづくり。接着剤などを使っても手を洗いやすいように、作業台のすぐそばに手洗いを設置した。
リビングからキッチンへの動線を妨げないよう、 壁をアールに仕上げた。 大人が余裕ですれ違える広さ。
左手に見えるのは玄関とリビングをつなぐバーンドア。 天吊り式なのでレールがなく、スッキリとしている。
広めのキッチン。「とにかく収納が多いんですが、いかにも収納というデザインではないので邪魔に見えないんです」 と奥さま。
ご主人の趣味スペースの隣には畳の部屋が。「もともとは来客時の寝室の予定だったんですが、今は私がプラモづくりの合間に休む部屋になってます (笑)」 とご主人。
奥さまのこだわりが詰まった I 邸。 「他ではできないと言われたことを、細かいところまでやってくれました。 本当の意味での注文住宅です」 と夫婦ともに満足しているそう。
物件について
「アメリカのあるドラマに出てくる家の感じに一目ぼれして。 そんな雰囲気にしたかったんです」と奥さま。 しかし、 その世界観を再現するためには、 オーダーメードせざるを得ない部分があまりに多く、 予算内で収まらない建築会社ばかり…。 そんな中、「ファーストステージは予算内で私のイメージを再現できそうだった」 と奥さまは振り返ります。 ヘリンボーン柄の床は、 一枚一枚無垢のチークを組み合わせて仕上げた本物仕様。 キッチンから見えるブリックの壁も、壁紙ではなくレンガが貼ってあります。 「細かいところまで要望を聞いてくれて、 担当の方には感謝しかないです」 という奥さまの笑顔が、 家づくりの楽しさを物語っていました