「子どもが好きなように使えるように、なるべくシンプルにしました」 と奥さま。
すぐそばの公園を、大きな FIX 窓が借景として切り取った寝室。
テレビ台を設けず別の場所に造作したことによって生まれた、贅沢な空間。 「ソファや植物など、じっくり選んで買いそろえて行きたいですね」とご主人。
「アイランドキッチンは憧れでした。手元が隠れないので常に綺麗にしておこう、という気持ちになります (笑)」 と奥さま。
玄関ドアを開けると現れるのは、インパクト大のスケルトン階段。 子どもが大きくなった時に、リビングを通らずに自分の部屋に行ける様に、という理由もある。 写真右手の木の格子部分の裏には、テレビ関係の機器がスマートに収納されている。雑多になってしまう配線を隠すアイデア。
キッチンからすぐにアクセスできる洗面室。床は大理石調のデザインでホテルのような雰囲気に。
ブルーグレーのタイルが空間を引き締めているキッチンスペース。 調味料などの小物はすべて手前に収納し、 天板部分はスッキリさせている。
たっぷりと光を取り込む大きな窓。 シャンデリアがアクセントとなっている。
LDK には極力収納を設けず、 スッキリとした 「モノの無い空間」 を実現。
トイレには小物が置けるカウンターや手洗いを造作した。
物件について
出産を機に家づくりを思い立ったというご夫妻。 「時間をかけて展示場や見学会を回りました。要望したのはアイランドキッチンが主役になる家であること。最終的には自由度の高さとコストパフォーマンスでファーストステージを選びました」と奥さま。 猫を室内で飼っていることから、消臭効果のある漆喰をLDKに採用。Pinterest などを参考にアイデアを集め、住まいづくりに反映させていったそうです。南面にデザインと採光を兼ねた窓を多く設けたことで、一日じゅう光が降り注ぐ住まいとなりました。「明るいキッチンだと家事もはかどります 」と奥さま。子どもが遊ぶ姿を眺めながら、キッチンに立つ奥さまの笑顔が印象的でした。