エントランスはあえてへこませて、玄関ドアを開けても、格子を一枚挟んで外に出られる設計に。
自転車にも風雨の影響がない上に、子どもが外に出る際にもゆとりをもって安全確認できる。
1 階部分には収納や寝室など、「OFF」のシーンをまとめた。
LDKの脇に小上がりスペースを設置。「以前はリビングに子どものおもちゃが散らかることが多くて。キッズスペースとして活用しています」と奥さま。小上がりの段差部分は収納になっている。
広く設計した洗面室。洗面台はモルタル調のシックな仕上げ。
洗濯干しに、ちょっとした気分転換にと活躍するインナーバルコニー。
3 階建てだからこそ実現できた、圧倒的な吹き抜け空間
この吹き抜けがH家の特徴のひとつ。面する道路の道幅が狭いため、2 階の窓だけでは向い側の住宅が光をさえぎってしまう。吹き抜けを通して3 階から光を取り込むことで、明るい2 階リビングを実現した。
物件について
「建売で戸建てを購入して7 年住みました。建売って私たち家族のためだけではなく万人向けに設計されているので、暮らすうちに部屋数が足りない、収納が少ない、住みづらい…というストレスが溜まってきて。思い切って建て替えを決意しました」とご主人は家づくりのきっかけを振り返ります。色々な建築会社に相談をしたところ、FS が一番コストパフォーマンスが高かったそうです。「建築士と直接打合せして自由に設計ができて、住宅そのものの性能も高い。間違いなく決め手はそこでした」と奥さま。2 階建ての建売住宅が、H 夫妻の要望をすべて盛り込んだ3 階建ての注文住宅に生まれ変わったのです。