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『施工中の現場の職人キラリ️✨️』第二弾

こんにちは!

9月に入りましたがまだまだ暑い日が続いています🌞 皆様如何お過ごしでしょうか?

 

先日の台風15号はびっくりしました💦

9/4に沖縄と鹿児島の間で台風になったと思ったら翌日には四国に上陸し同日中に千葉県まで来た足の早い台風でした。

 

 

🌧️台風といえば日本のはるか南で発生し、本州に来るのに4日~6日ほど時間がありましたよね?

最近の台風は日本近海で発生することが多くなったので到着までの時間が短く、台風対策の時間がないことが増えた気がします。

日頃からの対策が重要だと痛感しました。

被災した皆様には心からお悔やみ申し上げます。

 

さて今回は『施工中の現場の職人キラリ✨』️第二弾として木材含水率についてお伝えいたします!

 

🌳新築住宅における木材の含水率はどれほど重要なのか?

 

新築住宅を建てる際、「木材の含水率」という言葉を耳にすることがあります。普段の生活ではあまり気にすることのない数値ですが、実は家の耐久性や快適さを大きく左右する、とても重要な要素なのです。この含水率がなぜ大切なのかをわかりやすく解説します。

 


 

💧含水率とは?

 

含水率とは、木材に含まれる水分の割合のことです。

木は伐採された後も水分を含んでおり、そのままでは時間の経過とともに乾燥・収縮・変形が起こります。この変化が住宅の構造部分に使われると、建物のゆがみや内装のトラブルの原因になってしまうのです。

 

 

🚰適切な含水率はどれくらい?

 

建築基準法では「木材の使用含水率はおおむね20%以下が望ましい」とされています。

特に構造材(柱や梁など)に使われる木材は、乾燥処理(人工乾燥材=KD材など)を経て 15%前後 に調整されたものが理想とされています。

先日建築中の現場で含水率を測定しました。土台や柱、外部の耐力面材を測定しましたが基準値以下の数値で安心しました。

 

上棟後の雨や夜露等で養生を行っていても床下に水が入ってしまう場合がありますが、その後にファン等で換気をして乾燥させることが重要です。この現場は床下に雨は入っていませんでしたが、台風後ということもあり監督がファンを手配し作動させていました。この気配りの積み重ねがお客様に安心して建物を引き渡せる大きな自信に繋がります。

 


 

⚡️含水率が高いと起こるトラブル

  1. 収縮や割れ

    木材が乾燥する過程で縮み、ひび割れやすき間が発生します。

  2. 反りや曲がり

    含水率が不均一だと、反りやねじれが起き、建物の精度に影響します。

  3. カビや腐朽菌の発生

    湿度の高い環境では、含水率が20%を超えると腐朽菌が活動しやすくなり、耐久性が低下します。

  4. シロアリ被害のリスク増大

    湿った木材はシロアリにとって好条件となり、被害を受けやすくなります。


 

➕️含水率が適正だと得られるメリット

  • 住宅の耐久性向上:構造材が安定し、家全体の寿命が延びる。

  • 快適な住環境:壁のひび割れや床のきしみが少なくなる。

  • メンテナンスコスト削減:補修やリフォームの頻度が減る。


 

🌀まとめ

新築住宅における木材の含水率は、家の「見えない部分」を支えるとても重要な要素です。

適切に乾燥された木材を使用することで、将来的な不具合を防ぎ、長く安心して住める家を実現できます。家づくりを考える際には、デザインや設備だけでなく、「木材の含水率」にもぜひ注目してみてください。

 

 

この記事を書いた人 WRITER

髙木 英行
設計品質管理室

髙木 英行

Hideyuki Takagi

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